ベンチプレス(BP)
ベンチプレスは殿部をベンチに着けたまま行います。
ラックアップしてシャフト受け取るとき、シャフトから
受けるすべての重量を後背筋で受けるようにしてセットします。
そして、その位置から下ろしだし、胸筋下部に接触させます。
そこから切り返してバーベルを押す瞬間に、腹筋に力を加えて
体を一体化させて押し切ります
(この切り返しの瞬間にベンチと床から強い反発力を得る)。
<フォームと注意点>
・肩甲骨を寄せてブリッジをつくる
・81cmのラインを人差し指で隠す様にシャフトを握る
(肩幅の約1.6倍)
・息を大きく吸ってから止める
・ラックアップして肘を伸ばし、スタート態勢をとる
・バーベルは腕で支えるのではなく、総ての重量を広背筋
で受ける感じでセットする
・軌道を正しく制御しながら胸筋下部におろす
(上向きにブレーキを踏みながらアクセルをふかす感覚で
バーベルをおろしていく)
・胸筋下部に接触させてから腹筋に力を入れて身体を一体化
させて一気に押し上げる
・肘が伸びるまで押し切った状態で一旦静止する
(動作上最も苦しいポイントであるステッキングポイント
を過ぎてから息を吐く)
・大きく息を吸い込んでから次のレップにはいる
――― <<<補助の方法および注意点>>> ―――――
@
センター補助
・ラックアップの補助はシャフトを上下させずに出来る限り
水平移動させる〔上方に力を入れ過ぎて抜いてしまうと
肩甲骨の寄せが融けてしまう〕。
・試技者のセット位置まで移動させ、力の均衡と合図で
タイミング良くシャフトを離す。
・試技者のラックアップ動作に合わせて「補助し過ぎず
しなさ過ぎず」行う。
・バーベルを押しきれない場合には、バーベルが少しずつ
上がってくる程度、軽く補助をする。
・ラックに戻した時にはバーベルが落ちないようにシャフトを
押さえる。
A サイド補助
・つぶれた場合の補助とラックに戻すときの補助となる。
・つぶれた場合には声をかけてタイミングを合わせて補助をする。
・ラックに戻すときは両側でタイミングを合わせて補助をする。
B センター補助及びサイド補助
・@とAを同時に行う。
・つぶれたときはセンター補助が合図して一斉に補助する。